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特集:フラメンコギターを弾きたい!

(sábado, 17 de febrero 2024)



フラメンコの歌や踊りと同じくらい魅力がいっぱいの、フラメンコギター。

熱くかき鳴らしたり、心が癒されるような美しいメロディーを奏でたりと、その音色は多くのフラメンコファンの心を捕らえます。

もちろん、演奏を聴いているだけでも十分楽しいのですが…、ちょっと弾いてみたくないですか?

「えーっ無理無理!」なんて叫びが聞こえてきそうですが、そんなすぐに諦めなくても大丈夫。

何事も「初めの一歩」から始まるのです。


今回は東京・新大久保にあるクロサワ楽器さんにご協力をお願いして、エントリーモデルとしてオススメのギターを紹介していただきました。

一見どれも同じように見えるけど、実はそれぞれに特長の違いがあるのです。

これを読んでいるアナタに「ピン!」とくるギターが見つかりますように。


取材協力/クロサワ楽器 日本総本店2F


編集・写真/金子功子

Edición y fotos por Noriko Kaneko


 

【おすすめモデル紹介】

パコ・カスティージョ(Paco Castillo)

211F

(税込¥70,400)


パコ・カスティージョ211F

大手のギター工房にいた人が独立して10年くらい前に誕生したスペインのブランド。

フラメンコギターやクラシックギターの入門用から中級品まで、価格を抑えたモデルを揃っているのが魅力。

このモデルは、スペインのフラメンコギターらしい軽やかな歯切れの良い音がしっかり出る、入門用としてオススメの1本。

楽器自体も軽めで、サイズは弦長650mm、ナット幅52mmと一番スタンダードな設定。

素材は表板がスプルース(松)材の単板、横と裏板はシカモア材の合板を使用することでリーズナブルな価格となっている。


 

ホアン・エルナンデス(Juan Hernandez)

ソナタ・フラメンカ

(税込¥176,000)


ホアン・エルナンデス(Juan Hernandez)  ソナタ・フラメンカ

スペイン・ヴァレンシアの工房で、オール単板仕様の楽器だけを作っているブランド。

表板はスプルース材、横と裏板はシカモア材(シープレスの代替材として使われることが多く、メープル材に近い素材)を採用する。

特長は、ナット幅が50mmと、標準より2mm細いので持ちやすく、女性や手の小さめの方、またアコースティックやエレキギターから転向してきた人にはとても弾きやすく持ちやすいモデルとなっている。

中価格帯でありながら豊かな音量と本格的なサウンドも楽しめ、使い続けていくにつれて音の変化も味わいが変わっていくので、長く愛用できそうな1本。


 

オラ(Hola)

カスタム・フラメンコ 7/8

(税込¥35,200)


オラ(Hola)  カスタム・フラメンコ 7/8

オラ社はバイオリンなどを主に製作するルーマニアの弦楽器メーカー。バイオリン等に使われるスプルース材や欧州の良質のメープル材などを大量に仕入れることから、他の楽器を作るのに切って余った木材をうまく活用してリーズナブルなギターを提供する。

そのため、このモデルは入門用なのにオール単板といううれしい仕様。横・裏板はメープル材、表板はスプルース材を採用する。

これまではクラシック仕様のみだったが、フラメンコギターの入門用モデルの要望が多いことから、お店でゴルペ板を貼って弦高を下げて弾きやすい仕様にして、弦もフラメンコ向きのものに張り替えて、カスタム・フラメンコとしてラインナップしている。

7/8サイズのため、弦長620mmでナット幅47mmと少し小ぶりで、女性やお子さんにも弾きやすいサイズ感。標準サイズのモデルと比べるとボディが一回り小さい分、音量的にはやや小さくなるけど、それ以上に弾きやすさを実現している。


これらの他にも、店頭にはたくさんのモデルがあるので、もし時間が取れるなら直接来店して、楽器の実物や音色を実際に確認してみたいところ。

お店の人に一言お願いすれば試奏もさせてもらえるし、未経験者なら代わりに少し弾いてもらって音色を聴かせてもらうことも可能だ。その場合は、なるべく店内が混んでいないタイミングを狙おう。



【ギターケースも大事】

リーズナブルなモデルにはギターケースが付属しないものが多いので、レッスンに行く時などの持ち運び用にやはり用意したいところ。

写真はセミハードタイプのもので、内側の素材が発泡スチロールなので軽く、優しくギターを保護してくれる。(GAO-Classic、税込¥12,320)


【ちょい置き用にギタースタンドも】

自宅で練習している途中で、ちょっと中断するのにその都度ケースにしまうのも面倒だな…ってときに便利なのがギタースタンド。手頃な物で1,000円前後から、楽器店やネット通販で買うことができる。


ギタースタンド

【レッスンを受けてみよう】

アコースティックやエレキギター、または弦楽器などの経験者はともかく、本当にギターがまったく初めてという人は、やはり最初は先生にいろいろ教えてもらうのが上達への第一歩。フラメンコギターを教えている教室が日本各地にあるので、個人レッスンだったりグループレッスンだったり、またはオンライン対応のところもあるので、自分の希望に合いそうな教室を探してみよう。このサイトの教室リストからも検索できます。


【店舗情報】

世界最大級との評判を得るクラシックギター専門フロア。

フラメンコギターの品ぞろえも豊富で、お手頃なモデルから高級ビンテージ品まで幅広く取りそろえる。

今月2月いっぱいまで決算セールを開催しているので、普段よりもお得にゲットできるチャンス!

また、フラメンコギターご成約の方には「フラメンコファンを見ました」と伝えてもらえると、オリジナルクリーニングクロス(写真)を1点プレゼント。

オリジナルクリーニングクロス

クロサワ楽器 日本総本店

2F クラシックギターフロア

東京都新宿区百人町1-10-8-2F

TEL.03-3363-7451

 [営業時間]

月~土/11~20時(年中無休)

日・祝/11~19時

[公式URL] 


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